厳冬の候、皆様ご清祥にお過ごしのこととお慶び申し上げます。
今回の講師は国際日本文化研究センター 副所長 教授 フレデリック クレインス先生です。 (学士會会報No.944「オランダ商館長の記録に見る日本の自然災害」を執筆)
講演では「徳川家康の外交」、特にスペインとの外交に焦点をあてたお話しをいただき、時の権力者がどのように外国を理解し、どのように外国と付き合っていくべきかを考えた状況に迫りたいと思います。
先生からは講演に先立ち、次のコメントを頂戴しております。
天下を取った徳川家康は、国内経済の活性化を促進するためにスペイン帝国との貿易を切望していた。すでに1601年にイエズス会士セルケイラがマニラ総督宛の書状でスペイン人との友好関係を結びたいという家康の願いについて記している。しかし、スペインとの交渉は初期から不協和音が走っていた。1609年に房総半島に漂着したフィリピン元臨時総督ビベロとの面会が両国の親交を劇的に後押しするかのようにみえたのだが、その翌々年にはビベロの救済の答礼のために日本を訪れたスペイン大使ビスカイノの謁見をもって決裂への道を歩み始める。本講演では、家康とスペインの各使節との駆け引きを辿り、両国の関係がなぜ悪化したかについて、時代背景や家康の外交顧問ウィリアム・アダムスの存在と絡めて紐解く。多数のご参加をお待ちしております。
※新型コロナウイルス感染症の状況により、内容の変更もしくは中止になるこ とがあります。
記
日 時:2023年2月18日(土)
14:00 受付開始
14:30~15:30 講演
15:30~16:30 質疑応答
(感染防止対策のため、従来の飲食を控えさせていただきます。)
演 題:「家康のスペイン外交」
講 師:国際日本文化研究センター 副所長 教授 フレデリック クレインス先生
※講演は日本語です。
会 場:中央電気倶楽部(大阪市北区堂島浜2-1-25) 講演会 513号室
参 加 費:お一人様2,000円(当日、受付にてお支払い下さい。)
定 員:40名(先着順。同伴1名まで可。)
※感染防止のため席数を減じています。
(定員になり次第締め切らせていただきます。)
申込方法:メールまたはFAXでお申込みください。
メール:kansai-info@gakushikai.or.jp
FAX:075-771-1192
お申込みの際は、「第49回学士会関西茶話会」と明記の上、下記5項目
をご記載ください。
1.氏名(ふりがな)
2.出身大学・学部・卒年(学生会員の場合は、所属大学・学部・学年)
3.住所・電話番号
4.参加人数(ご本人を含む)
5.同伴者氏名
※お申込み後1週間以内に当方からの返信がない場合は、恐れ入りますが、
お電話でお問い合わせ願います。
※建物内では、必ずマスクをご着用いただきますようお願い申し上げます。
※最新の情報は学士会公式サイトをご確認ください。
※関西学士会事務室は、土・日・月曜日が休みになりますので、よろしく
ご承知おきください。