11月も過ぎ、今年もあとわずかを残すのみとなりましたが、皆様には健やかにお過ごしのことと思います。北水同窓会大阪府支部1月の例会については、講演会を行いますが、食品産業エルム会の共催となります。
したがって、水産以外の方にもご参加いただければと思っています。
日時:令和7年1月18日(土)17:00
場所:北大会館
講演会 1時間程度
演者:大村泰治(昭和51年 水産 水産食品卒)
演題:サプリメントNMNの臨床的意義
会費は2000円(飲食費等)
なお、開催日の二日前の17:00までにご連絡いただければ幸いです。参加者は、同窓生の他、学生さんの参加も歓迎しています。
参加申し込みはこちらから
在学中の場合は、卒年の代わりに学年をご記入ください。
NMNとは、ニコチンアミドモノヌクレオチドの略で、生物の生体反応において必要不可欠な酵素、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)の前駆体(生成する前段階の物質)で、通常は、体内で合成されている物質です。なんです。NAD+の生成には、トリプトファン、ニコチンアミド、ニコチン酸、ニコチンアミドリボシド、NMNなどどが関与しています。また、人が1日あたりに摂取するNMNの推奨量は、125mg/日を摂るのですが、大変なのでNMNを抽出したサプリが開発ています。1976年にはNAD+とNMNの関係が徐々に解明され、老化に伴う問題を解決する手段になるかもしれないと研究が加速していきました。2020年。慶応大学によって、NMNは1日500㎎以内であれば人間の体内で安全に代謝されることが報告され、サプリメントとして投与する際の目安量は125~300㎎とされていました。
つまり、NMNをサプリメントとして摂取しても安全性が高いことが確認されたのです。NMNが人間にどのような効果をもたらしてくれるか、臨床試験と治験がすでに各研究機関で行われているようです。